ババジのクリヤー・ヨーガ



『ババジと18人のシッダ』

大変お待たせ致しました。2020年11月2日より、書店、ネット書店でお取り寄せいただけます。

旧版との主な違いは以下とおりです。

★ ISBNコード(国際標準図書番号)が変わりました。以下は新しい番号です。

     『ババジと18人のシッダ』第3版(最新版) ISBN978-4-434-28102-0
     価格は変わりません。本体価格 2,500円

★ 内容の改訂......旧版から変わった点は以下のとおりです。

1.著者、マーシャル・ゴーヴィンダン氏の希望により、ハタ・ヨーガの実践方法を記した第三部(旧版)が、最新版には含まれません。「ババジのクリヤー・ハタ・ヨーガ」に特化した冊子の出版を予定しています。刊行の時期については、ホームページ上であらためてお知らせ致します。

2.監訳者のまえがき(旧版)に代えて、新たにC.シュリーニヴァサン博士による序文が加わりました。インドにおける不老不死探求の伝統の概説がその内容です。

3.ババジのクリヤー・ヨーガ関連の新展開に関する情報。行法の普及を目的として設立された「ババジのクリヤー・ヨーガ教師の会」や「ババジのクリヤー・ヨーガ出版」の活動内容に関する情報が新たに加わりました。


『ババジと18人のシッダ』カバー『ババジと18人のシッダ』(第三版)(最新版20201014日刊行) 

目次

○ 序文......C. シュリーニヴァサン 

○ 英語版へのまえがき......E・アヤッパ 

○ 謝辞......マーシャル・ゴーヴィンダン 

○ プロローグ......ババジとは誰か/18人のシッダ/本書が書かれた経緯/本書の目的 

○ 第1部  18人のシッダとババジ


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第1章 ● 18人のシッダの伝統・・・18人のシッダの伝統とその歴史/失われた大陸「クマリ・カンダム」/ゴンドワナ大陸の存在を裏づける地質学的な証拠/インダス文明の古代遺跡/古代タミル地方の文芸院/遠い国々との広範な交流を示す証拠/タミル語の言語学的な重要性/シッダーンタの教え/シッダのヨーガと医学/形而上学と医学/古代の化学/現在におけるシッダ医学の教育と研究


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第2章 ● ババジ・ナーガラージの誕生と幼年期・・・ババジの誕生/チダンバラム霊的な波動に満ちた聖域/ジャックフルーツ事件/誘拐されて長い放浪の旅へ


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第3章 ● ババジの真我実現への道・・・スリランカのカタラガマへの巡礼/カタラガマ寺院/カタラガマでのババジとボーガナタルとの出会い/アガスティヤによる行法の伝授/バドリーナートでソルバ・サマーディに至る


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第4章 ● ババジの使命・・・シャンカラ/カビール/ラヒリ・マハサヤ/シュリー・ユクテスワル/パラマハンサ・ヨガナンダ/ヨーギー S.A.A. ラマイアと V.T. ニーラカンタン/ヨーギー S.S.A.ラマイア/V.T. ニーラカンタン/ラマイアとニーラカンタンの出会い/クリヤー・ババジ・サンガの結成/クリヤー・ババジ・サンガの活動/ババジのクリヤーヨガ教師の会と研究・出版活動/将来の活動


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第5章 ● ババジのアシュラム・・・アシュラムの住人たち/アシュラムの日課


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第6章 ● シッダ・ティルムラル・・・ティルムラルの使命/『ティルマンディラム』の教えの真髄/運命に対する個人の責任/パタンジャリの『ヨーガ・スートラ』とティルムラルの「アシュターンガ・ヨーガ」との比較


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第7章 ● シッダ・アガスティヤ・・・アガスティヤのアシュラム/アガスティヤとアーリア人の南インドへの侵入/アガスティヤとタミル語/アガスティヤの科学への貢献


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第8章 ● シッダ・ボーガナタル・・・.大洋のような人生伝/中国人の肉体に入り使命を果たす/不滅の肉体を得る/道教の祖、老子となる/インドへの帰還/カタラガマ寺院の建立とソルバ・サマーディの達成/再度、中国に渡る/ボーガナタルの現在の活動/ボーガナタルの著作からの抜粋


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第9章 ● ラーマリンガ・スワーミハル・・・ラーマリンガの生涯/神を称える『恩寵の聖歌』を著す/英知の寺院/神への回帰/変容の諸段階/「完璧なる身体」/「恩寵の身体」/「至福の身体」/ラーマリンガの遺産


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10章 ● 心を超えた意識への進化・・・シュリー・オーロビンドと18人のシッダ/ヨーガ行者レレとの出会い/「秘密」を求めて/黄金の輝きを放つ「心を超えた意識」/ポンディシェリーでの活動/変容の重大な局面/変容の第3期/進化の先導者のジレンマと大衆との「霊的な隔たり」/オーロビンドの死

○ 第2部  クリヤー・ヨーガの科学的な技法


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11章 ● クリヤー・クンダリニー・ヨーガの精神生理学・・・呼吸法と生理学/呼吸と寿命の関係/プラーナーの蓄積/クリヤー・ヨーガ/クリヤー・ハタ・ヨーガ(アーサナ)/クリヤー・クンダリニー・プラーナーヤーマ(呼吸法)/ナーディーとチャクラ/クンダリニー/クンダリニーの覚醒と修行の諸段階/クンダリニーの覚醒に伴う現象


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12章 ● クリヤー・ヨーガの道・・・人間社会を変容する鍵/総合ヨーガ/クリヤー・ハタ・ヨーガ(アーサナ)/クリヤー・クンダリニー・プラーナーヤーマ(呼吸法)/クリヤー・ディヤーナ・ヨーガ(瞑想法)/クリヤー・マントラ・ヨーガ/クリヤー・バクティ・ヨーガ(愛と献身のヨーガ)/クリヤー・カルマ・ヨーガ(行為のヨーガ)/家庭生活とタントラ/技法の伝授/日常生活へのヨーガの統合と「スピリチュアル・リトリート」/クリヤー・ヨーガを実践する上での指針/愛を育む/クリヤー・ヨーガのサーダナ/サットサンガ/ヨーガの菜食/睡眠を「ヨーガの休息」に変える/誠実、忍耐、沈黙およびその他の留意点/ババジと18人のシッダに霊的な導きを求める

○ 第3部 著者回想録 私がババジの弟子になるまで・・・この本が書かれた経緯/幼年時代と理想の追求/幻滅/存在意義の探究/クリヤー・ヨーガとの出会い/ヨーギー・ラマイアとの出会い/ババジのクリヤー・ヨーガを伝授される/クリヤー・ヨーガ・センターの専従員となる/ババジとクリヤー・ヨーガへの帰依/初期の厳しい訓練/初めての任務/「闇の核心部」ペンタゴンへの就職/「シベリア」送り/スリランカへの巡礼/クリヤー・ヨーガを教える責任/マハー・クンブ・メーラとバドリーナート/ババジから命を受ける/ババジのクリヤー・ヨーガを世界中の人々と分かち合う

日本語版へのあとがき......星名一美

用語解説

参考文献

著者紹介


マーシャル・ゴーヴィンダン著者紹介

マーシャル・ゴーヴィンダン(サッチダナンダ)
Marshal Govindan(Satchidananda)

略歴

 ババジの直弟子であるヨーギー S. A. A. ラマイアの下、インドで 5 年間にわたってクリヤー・ヨーガの習得と実践に励む。クリヤー・ヨーガの普及を目指すヨーギー・ラマイアの計画に積極的に加わり、18年間で世界各地に23のクリヤー・ヨーガ・センターを設立することに尽くす。この間、1日平均8時間を行法の実践に当てる生活を続けた結果、真我の気づきに至る。インド滞在中にタミル語を学び、南インドのヨーガの先人たちの古典に親しむ。1980年、そうした先人の一人であるボーガナタルの全文献の収集と出版に貢献した。

 1986年、タミル・ナードゥ州においてヨーガ療法と理学療法によるリハビリを目的とする病院の建設を指揮する。クリヤー・ヨーガの144行法を他に伝授するためにヨーギー・ラマイアから課せられた厳しい条件を満す。その5年後の1988年、クリヤー・ヨーガを普及する任務をババジから仰せつかる。

 1991年に本書を執筆。現在、本書は16カ国語で出版されている。翌1992年、カナダ、ケベック州に「ババジのクリヤー・ヨーガ・アシュラム」を設立。同アシュラムでは、クリヤー・ヨーガの伝授、リトリート、講師を招いた夏期合宿などが年間を通して開催されている。1989 年以来、世界各地で1万5千人以上に行法を伝授してきた。

 1995年、ヨーガの分野での出版や教育に専念するために、25年間続けた経済専門家とシステム監査人としての活動に終止符を打つ。1997年、ババジのクリヤー・ヨー
ガを教える資格を持つ一般人教師からなる非営利教育慈善団体「ババジのクリヤー・ヨーガ教師の会」を設立。この会は、アメリカ、カナダ、インド、スリランカで正
式に登記されており、現在、32名の教師を擁する。

 2000年以来、タミル地方の古代ヨーガ文献を総合的に調査するために、学者からなる専門家チームによる一大研究プロジェクトを指揮している。こうした研究の結果、自らが編集人として関わった『ティルマンディラム』の英語版を含む計6冊の文献がこれまでに出版された。

 他の出版物として『ババジのクリヤー・ハタ・ヨーガ DVD版』、『クリヤー・ヨーガ…道を照らす光』(以上 2点日本語版あり)、『イエス・キリストとヨーガ・シッダの知恵』(The Wisdom of Jesus and the Yoga Siddhas)、高い評価を得ている『パタンジャリとシッダのクリヤー・ヨーガ・スートラ』(Kriya Yoga Sutras of Patanjali and the Siddhas)、『悟り』(Enlightenment: It's not what you think)などがある。(詳しい著作リストについては、ウィキペディアを参照されたい。https://en.wikipedia.
org/wiki/Marshall_Govindan

 2014年、ヨーガ教師の連盟として最も由緒のある国際ヨーガ連盟から「パタンジャリ賞」を授与される。この賞はヨーガの分野で卓越した功績を残した者に贈られる。「マーシャル・ゴーヴィンダン・サッチダナンダは世界で最も著名なクリヤー・ヨーガの達人であるだけでなく、この分野においてパラマハンサ・ヨガナンダに比肩しうる偉業を残してきた。彼こそババジの魂である」と同連盟代表のマイトレーヤナンダ師から賞賛された。

 現在はケベック州モントリオール(カナダ)、バンガロール、バドリーナート(インド)にあるアシュラムの活動を指揮している。バドリーナトのアシュラムは、イ
ンドとチベット(中国)との国境に近いヒマラヤ山脈の寺町、バドリーナートの近郊にある。標高3千200メートルの地に立つこのアシュラムは、秀麗なニーラカンタ山の麓にある。

 ジョージタウン大学外交政策・国際関係大学院を卒業。米国ワシントン D.C. のジョージ・ワシントン大学から修士号を取得。妻はドゥルガ・オーランド。


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